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人類と筋肉と「うつ病にならない」公開講座

勤務先には筋肉大好きの体育会系の学生が若干います!!

スポーツには筋力が欠かせないですもの、大事なことです。
「筋肉をつければ無敵!!」と思っているような学生もいるような、いないような…。

一流のアスリートは競技に必要ない無駄な筋肉は付けないようにするそうですが、私はダイエット目的で最低限の筋肉は落とさないように心がけています。

でも、一つ悩み事があります。
筋肉って使わないとなんでこんなにどんどん落ちるんでしょう。
不思議に思いませんか?


現代の人類は中サイズの動物としては筋肉がつきにくい部類に入ります(その生活様式も含めてですが)。
人類よりサイズ的にずっと小さいチンパンジーも本当はスーパーマッチョな猛獣です。
プロレスラーでもガチで闘争モードになった屈強なオスチンパンジーに勝てるかどうか。
(まあ、人為的に環境を調整すると肥満にさせられなくはないようですが…)

さて、実は脳と筋肉は体内で栄養分を奪い合っています。
発育段階では、この奪い合いがさらに顕著です。

脳は身体器官の中でもっともエネルギーを食うのですが、量があれば筋肉のエネルギー消費量も相当なものです。
ましてや脳も筋肉もその増量となると、ものすごい栄養が必要になります。
筋肉が際限なく拡張すると、脳の発育や脳機能の維持に悪影響が起こるのです。

察しの良い方はもうお分かりでしょう。
人類はなぜ他の動物より筋力が弱いのか。
それは、他の動物よりも脳の発達を優先させるように進化したからです。

このことは、妊婦が栄養失調に陥ると、心臓の筋肉生成よりも脳細胞の生成に優先的に影響を回すことからも示唆されています。
動物的な生命維持には必須の心臓ですら、人類の発育の中では脳の次の優先順位なんです。



本来の筋肉生成活動は際限なく筋肉を作ろうとするもの。
それを抑制したり、必要ない筋肉を分解する仕組みを持っているんです。
そして、どうやら現代の人類は、その生活様式も含めて筋肉生成の抑制やその分解に優れていて、無駄かもしれない筋肉はかたっぱしから削ぎ落とすように構成されているようですね。

ちなみに、その仕組が生物学的に機能しない障害がありまして、
ミオスタチン関連筋肥大
という「病気」だそうです。
脳の発育以外にも、筋肉に栄養を取られすぎて、いろんな合併症が起こりやすいみたいですね。

さて、人類は強い筋力を失いましたが、その代わりに「脳力」を充実させました。
そして、人類の脳は「社会脳」。

社会脳を存分に満たしてあげることが、様々な心の問題の予防につながります。
これが、心理学研究者杉山崇の研究です。


特に近年深刻なのが「うつ病」です。
だれもうつ病にならないような生活やキャリア形成ができないものか…。

そんなことを考えながら、勤務先の公開講座
5月21日から精神分析認知神経科学、そして社会心理学を統合したうつ病予防のご紹介をします。


5回シリーズで8,000円なのですが、仮に3回しか参加できなくても、1回あたり3,000円もしないという安さ!!
リピーターの方は更に割引です!
はい、ギャラもそれなりです(笑)。
ほぼボランティアなのですが、心理学でみなさんがハッピーになるお手伝いができると嬉しいです。

うつ病にならない公開講座