【プチ半沢直樹のススメ】倍返し!コロスイッチと恨みのパワーその3

【プチ半沢直樹のススメ】

「こんなふうにやってみてえ!!」
とおもった人,いませんか?

ダメですよ。

半沢直樹のようにダイレクトに行動することはオススメしません。
これはドラマです。
フィクションです。
私たちの日常と近い世界が舞台になっていますが,非日常の世界です。

ドラマの半沢直樹そのままに行動すると,
心理学(パーソナリティ心理学)的には反秩序的で協調性や感謝の気持が欠如した

独裁的(独善的)性格者

と見られてしまいます。
注)C.Cloningerの理論に基づく

特別な才能で誰にもできないことをやってのけるプレイヤーなら問題ありませんが,
組織の中で機能するべき多くの社会人がこのままにやってしまうと,
今の日本の社会では排除されかねません。

「こうできたらスカッとするぜぇー!!」
と思わせてくれるドラマですが、
そのままマネすると、
あなた自身の居場所を壊してしまうのです。

でも、私たちを振り回したり、悩ませたり、追いつめたりする理不尽な力
―私たちは「神話的な暴力」とも呼びますが―
にただやられてばかりでは苦しいときはありませんか?

のうのうと私たちを牙にかける相手に、逆に牙をむきたくなることはありませんか?

「もう、堪え切れない!」
「もう勘弁ならん!」
そんなときには、上手に現実的な半沢直樹をやってみようではないですか。

半沢直樹のような恨みの闇パワーを上手に使えばいいのです。

【上手な半沢直樹のススメ①-ターゲット、ロックオン!!】

潜在意識に潜む半沢直樹のようなダークヒーロー、
恨みの闇パワーは本当は私たちの強い味方です。

ただ、みんなが文字通り闇雲に使うと、人の世を維持できません。

人は社会で生きていますので、
社会を維持して生き抜くために闇パワーは人類の脳の力で強力にブロックされているのです。

では、私たちは闇パワーをどのように使えばいいのでしょうか。

絶対にやってはいけないことは、
強大な悪役以外に闇パワーを発揮することです。

マンガ版デビルマンをご存知の方、おいででしょうか。
物語の終盤で正体不明のデーモンにおびえる人類の有力者が、
恐怖を与えられる側から恐怖を与える側になりたくて
人類の弱者を虐殺し始める展開を思い出してください。

恨みの闇パワーには、こういう側面があるのです。
闇に支配されると、ターゲットを正しく判断できない、
そして、正しく判断しないままに、
それこそ闇雲に力を振るうようになってしまうのです。


イライラしているひとに八つ当たりされたこと、逆に自分がしちゃったこと…ないですか?
闇パワーは人ならだれでも持っているものなので、そうなるときもあります。
人だから仕方がないのです。
でも、誰も幸せになりませんし、できればもっと上手に使いたいですよね。

どう使えばいいのでしょうか。

闇パワーはターゲットをロックして使いましょう。
そしてターゲットは人そのものではなく、
「あの人のこういうところ!」と細部までしっかりとロックしましょう。

人は本来的には助け合って、支えあう存在です。
その人そのものを破壊してしまうのは本来はやりすぎなのです。

狼も人と同じで群れを作ります。
お互いに牙を剥いて戦うことがありますが、息の根を止めることは稀です。
相手の自分にとって許せない一面だけ、殺せばいいのです。


具体的な詳しい方法は次回の投稿でご紹介します。
次回のキーワードは、コロスイッチと上手な半沢直樹、そして「反返し」です。